警備業界で使われる専門用語集 – 現場で役立つ基本知識
警備業界での就職を検討している皆さん、「職場でよく使われる専門用語がわからない」「先輩や上司の話についていけない」という不安をお持ちではないでしょうか。グランレックス株式会社は、静岡県掛川市を拠点に浜松市・静岡市エリアで1号警備・2号警備・雑踏警備を専門とする警備会社です。長年の経験を活かし、特に鉄道警備分野では列車見張員として多くの現場で安全確保に貢献してきました。
警備業界には他の業界にはない独特な専門用語が数多く存在します。これらの用語を理解することは、現場での円滑なコミュニケーションと安全な業務遂行に欠かせません。本記事では、求職者の方が警備業界でスムーズにスタートを切れるよう、現場で頻繁に使用される基本的な専門用語を分野別に詳しく解説いたします。
警備業務の基本分類に関する用語

警備業法では警備業務を4つの種類に分類しており、それぞれに専門的な呼び方があります。まずは業界の基本となるこれらの分類用語について理解を深めましょう。
1号警備業務(施設警備)
対象施設:オフィスビル、商業施設、病院、学校等
主要業務:入退管理、巡回警備、防犯・防災監視
特徴:常駐警備が基本で、施設の安全を24時間体制で守る
2号警備業務(交通・雑踏警備)
対象現場:工事現場、イベント会場、駐車場等
主要業務:交通誘導、車両案内、歩行者誘導
特徴:屋外での業務が多く、気象条件に影響される
3号警備業務(輸送警備)
対象物:現金、貴金属、美術品、核燃料物質等
主要業務:輸送中の警備、積み込み・荷下ろし時の監視
特徴:高い専門性と責任感が求められる業務
4号警備業務(身辺警備)
対象者:要人、VIP、一般個人等
主要業務:身辺保護、警護、ボディガード
特徴:高度な技能と判断力が必要な専門業務
勤務形態に関する基本用語
警備業界では独特な勤務体系があり、それに対応した専門用語が使われています。「上番・下番」は軍隊用語に由来する業界特有の表現で、勤務開始時に「上番します」、勤務終了時に「下番します」と会社に報告することが義務付けられています。また、「直行直帰」は自宅から直接現場に向かい、終了後は現場から直接帰宅する勤務形態を指し、交通費の削減と効率的な人員配置を可能にします。
交通警備で使用される専門用語
2号警備業務の中でも特に需要が高い交通警備分野では、道路工事や建設現場での安全確保に関わる多くの専門用語があります。これらの用語を正確に理解することで、現場での指示を的確に理解し、安全な業務遂行が可能になります。
片交(片側交互通行):道路工事により車線が狭められた際、対向車線を使用して一方向ずつ交互に車両を通行させる交通規制方法です。掛川市や浜松市などの幹線道路での工事現場で頻繁に実施されます。
全面通行止め:工事や事故により道路を完全に閉鎖し、すべての車両の通行を禁止する措置です。迂回路の案内も重要な業務となります。
歩行者誘導:工事現場周辺で歩行者の安全を確保するため、安全な通行ルートへ案内する業務です。特に学校周辺や商業施設近くでは細心の注意が必要です。
交通誘導で使用する器具・装備
現場で使用する器具にも専門的な呼び名があります。「誘導灯」は夜間や悪天候時の視認性確保に欠かせない装備で、赤色は停止、緑色は進行を意味します。「カラーコーン」は オレンジ色の円錐形で車線分離や注意喚起に使用し、「バリケード」は安全第一や立ち入り禁止などの文言が記載された折りたたみ式の規制具です。また、「工事看板」には工事内容・期間・時間帯が記載され、通行者への情報提供と安全確保の役割を果たします。
鉄道警備・列車見張員の専門用語
グランレックス株式会社が特に専門とする鉄道警備分野では、高度に専門化された用語が多数存在します。列車見張員は「列見(レツミ)」と略して呼ばれることもあり、鉄道工事現場での作業員の安全確保と列車の正常運行維持という重要な責任を担っています。
列車見張員(列見)
定義:営業線近接工事保安関係標準示方書に定められた保安要員
役割:鉄道車両の接近を監視し、工事関係者の安全を確保
装備:安全チョッキ、誘導旗、トランシーバー、警笛等
資格:各鉄道会社指定の民間資格(有効期限1年)
旅客誘導員
配置場所:工事中の駅プラットホーム、通路
主要業務:乗客の安全確保、避難誘導
重要性:駅舎改修工事等で乗客の安全を第一に確保
連携:駅員や工事管理者との密接な情報共有が必須
重機誘導員
対象機械:軌陸車、移動式クレーン、バックホー等
業務内容:重機使用作業の監視と安全確保
危険要因:重機の転倒、接触事故の防止
勤務時間:夜間工事が多く、深夜帯の勤務が中心
列車防護用具
赤旗:緊急時の列車停止信号
発煙筒:視認性の悪い状況での警告信号
警笛:音響による緊急警告
使用場面:作業員の退避が困難な緊急事態
鉄道工事特有の安全用語
鉄道工事現場では「営業線近接工事」という用語が頻繁に使用されます。これは運行中の鉄道路線に近い場所での工事を指し、特別な安全基準と保安要員の配置が義務付けられています。「ダイヤ消し」は列車の運行スケジュール表に通過済みの列車をペンで消していく作業で、次の列車の到着時刻を正確に把握するために不可欠です。また、「工事管理者」の指示なしに列車見張員が独自の判断で行動することは一切許されておらず、厳格な指揮命令系統が確立されています。
施設警備で使用される専門用語
1号警備業務である施設警備では、建物や敷地の特性に応じた専門用語が多数存在します。これらの用語を理解することで、効果的な警備業務の遂行が可能になります。
「立哨(りっしょう)」は警備員が特定の場所に立って警戒する基本的な警備形態で、入退管理や来訪者対応が主要業務となります。「巡回警備」は定期的に施設内外を回って異常がないか確認する業務で、巡回ルートと時間が事前に定められています。「入退管理」では来訪者の身元確認、入館証の発行、出入記録の管理を行い、不審者の侵入を防止します。
機械警備関連用語
近年普及が進む機械警備では、「防犯カメラシステム」による24時間監視、「センサー警備」による異常検知、「オンラインセキュリティ」による遠隔監視が中心となります。「異常信号」を受信した際は、警備員が現場に急行して状況確認と対応を行います。静岡県内でも多くの企業や施設でこれらのシステムが導入され、人的警備との組み合わせによる総合的な安全確保が図られています。
現場でよく使われるコミュニケーション用語
警備現場では迅速かつ正確なコミュニケーションが不可欠です。業界共通の用語を使用することで、緊急時でも混乱なく情報伝達ができます。
異常なし/異状なし:「異常」は通常と異なる状態、「異状」は法的・規則的に問題がある状態を指し、報告時は正確な使い分けが重要です。
現認(げんにん):現場で実際に目で見て確認することを意味し、「現認しました」という報告は確実性を示す重要な表現です。
応援要請:一人では対応困難な状況で追加の人員派遣を求めることで、迅速な判断と適切な伝達が求められます。
「報連相」は警備業務の基本で、報告・連絡・相談を確実に行うことで事故やトラブルを防止します。「引き継ぎ」では前任者からの申し送り事項を正確に把握し、「日報」には勤務中の出来事や気付いた点を詳細に記録します。また、「ヒヤリハット」は事故に至らなかった危険な状況の報告で、将来の事故防止に重要な役割を果たします。
時刻に関する用語
24時間表記:0000時から2359時まで使用
出勤・退勤:会社への出社・帰社
上番・下番:現場での勤務開始・終了
交代時刻:シフト変更の正確な時間
記録・報告用語
日報:1日の業務内容と出来事の記録
月報:月間の業務実績と総括
特記事項:通常と異なる出来事や注意点
確認印:記録の正確性を証明する印鑑
まとめ:専門用語をマスターして信頼される警備員へ
警備業界の専門用語は、現場での安全確保と円滑な業務遂行に不可欠な知識です。これらの用語を正確に理解し適切に使用することで、同僚や上司とのコミュニケーションがスムーズになり、緊急時の対応力も向上します。特に静岡県西部地域では、東海道新幹線や東名高速道路などの重要インフラが集中しており、高い専門性を持った警備員が求められています。
掛川市周辺での警備業務では、茶畑での農作業時期や観光シーズンなど地域特性を理解した対応も重要です。浜松市の工業地帯では製造業関連の施設警備、静岡市では官公庁や商業施設での多様な警備ニーズがあります。これらの現場で専門用語を適切に使いこなすことで、地域の安全・安心に貢献する信頼される警備員として成長できます。
初めは覚えることが多く感じられるかもしれませんが、実際の現場で使用していくうちに自然と身につきます。先輩警備員からの指導を積極的に受け、わからない用語があれば遠慮なく質問することが成長への近道です。これらの基本用語をしっかりと身につけて、警備業界での充実したキャリアをスタートさせましょう。
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